画像をパス化するメリット
パス化(ベクター化)とは、画像を点と線で構成されるデータに変換することです。以下のメリットがあります。
- 拡大・縮小しても画質が劣化しない
- ファイルサイズを軽量化できる
- 印刷物やロゴデザインに最適
- Illustratorで線の形を自由に編集できる
パス化することで、オリジナルのデザインを作成しやすくなります。
Illustratorで画像をパス化する手順
画像トレースを使用してパス化
左側「ダイレクト選択ツール」(A)>右側の画像があるレイヤーを選択して>画像全体をドラックして囲って選択する

「画像トレース」の下矢印 を開く。

- デフォルト :写真またはアートワークからポスタリゼーション画像を作成します。
- 写真 (高) :高い精度のフォトリアリスティックなアートワークを作成します。
- 写真 (低) :単純化されたフォトリアリスティックなアートワークを作成します
- 3色・6色・16色トレース(カラーを保持したままパス化)
- グレーの色合い :アートワークをグレー階調にトレースします。
- 白黒のロゴ :画像を白黒のアートワークに単純化します。
- スケッチのアート :画像を黒いアウトラインに単純化します。

>拡張をクリックしてパス化。

※6色・3色・など色を少なくすると色が少なくなるので選択個数がすくなくなります。
16色変換の場合

6色変換の場合

3色変換の場合

スケッチのアート の場合
白黒になります

調整したい場合
設定調整パネルを出す
ウィンドウ>画像トレース

パスの編集・調整
右側のこのマークを開く

しきい値(輪郭の抽出範囲を変更)
パスの数(滑らかさを調整)
コーナーの強度(角の丸みを調整)
ほかにも調整して再生成できます。
Illustratorではない場合はこちらでもベクターデータに変換できるよ
詳しくはこちらの記事を見てね▼
「詳細オプション」 を開き、調整
- 「ダイレクト選択ツール」(A) で不要なパスを削除。
- 「スムーズツール」 でラインを滑らかに修正。
- 必要に応じて、「アンカーポイントツール」 でパスを調整。
パス化した画像を保存・書き出し
- Illustrator形式(AI)で保存(編集を続ける場合)
- SVG・EPS形式で書き出し(Webや印刷向け)
- PNG・JPGでエクスポート(画像として使用)
4. まとめ
Illustratorの「画像トレース」機能を使えば、初心者でも簡単に画像をパス化できます。ベクター化することで、デザインの自由度が上がり、拡大しても高品質なグラフィックを作成可能です。ぜひ試してみてください!
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