開始画像と終了画像を使った動画生成AIのメリット
開始画像と終了画像とプロンプトを使用することによって、従来の動画制作に比べて少ない労力で、ハイクオリティかつスムーズなアニメーションを作成できます。
開始画像(初期フレーム)、終了画像(最終フレーム)、プロンプトを組み合わせて動画を生成できるAIのメリットは以下のとおりです。
1. 高い構成力とストーリー性
- 意図したビジュアルを実現しやすい
- 開始画像と終了画像を指定することで、AIが意図しないランダムな生成をするリスクが減り、ユーザーの求めるストーリーや構図を維持しやすくなります。
- スムーズな変化が可能
- 途中のフレームをAIが補間することで、違和感のないスムーズなアニメーションを作成できます。
2. 高いビジュアルクオリティ
- ブレや不安定さを軽減
- 従来のAI動画生成ではフレームごとにブレやノイズが発生することが多いですが、開始画像と終了画像を指定することで、ブレの少ない統一感のある映像を作成できます。
- ディテールをコントロールしやすい
- 画像ベースの生成のため、特定のオブジェクトやキャラクターの形状・質感を正確に維持しやすい。
3. 創造性と柔軟性
- プロンプトによる多様な表現が可能
- 例えば「開始画像: 静かな森」「終了画像: 近未来の都市」という設定にすると、森がサイバーパンク都市に変わる動画が作れる。
- 特定のスタイルに統一可能
- 例えばアニメ風、油絵風、フォトリアルなど、プロンプトを活用して特定のビジュアルスタイルを統一することができる。
4. 作業効率の向上
- 手作業による動画編集の負担を軽減
- 通常、開始と終了のビジュアルが決まっている場合、モーショングラフィックスや3Dアニメーションを使って間のフレームを手作業で作成する必要がありますが、AIによって自動補間されるため時間とコストを削減できます。
- 編集作業がしやすい
- 開始画像と終了画像を変更するだけで、異なるバージョンの動画を短時間で生成できる。
5. 実写映像やCGと組み合わせられる
- 既存の映像の一部を開始・終了画像として利用し、AIで補間することで、実写映像や3Dアニメーションの一部として活用することも可能。
終了フレームありのものは他にもありましたが、今回は3件だけ試しました。
Pollo.aiの画像生成とは
Pollo AIという複数のAIモデルにアクセスできるオールインワンのプラットフォームがあります。

Pollo AIの主力製品で、最新の技術を搭載した動画生成モデルと 他の最新のAI動画生成モデルにもアクセス可能で、さまざまなスタイルや特徴を持つ画像を生成できます。
Pollo.aiについてこちらで詳しく書いています。初めての方はこちらから見るといいです。
Pollo.aiで画像生成する方法
今回は「画像から動画へ」の項目でモデルを変えて試してみました。
AI生成モデルの選択場所
画像から動画へ>モデルの下矢印でツールを選択>

開始画像と終了画像を選択する場所
モデルの下矢印でツールを選択の中で「終了フレーム」の記載があるもので使用できます>

今回は、PixVerse V3.5を選びました>終了フレームの追加ボタンを右に合わせる>

左に開始画像、右に終了画像を入れます>

プロンプトを入れる>生成する

右側に生成されます

動画生成比較に使用した共通画像
開始画像(初期フレーム)

終了画像(最終フレーム)

動画生成比較に使用した共通プロンプト
英語で書きました。
プロンプト:陽光が降り注ぐ庭を駆け抜け、花を飛び越え、楽しそうに蝶を追いかける遊び好きな猫。
Prompt: A playful cat sprinting through a sunlit garden, leaping over flowers and chasing butterflies with joyful energy.
PixVerse V3.5
コスト効率の高いモデリング
- 1枚に必要なクレジット:20
- 動画の長さ:5秒、8秒
- 対応アスペクト比選択:なし
- 解像度選択あり(360P、540P、720P、1080P)
- シード値生成あり(出力ビデオのスタイルを設定するための開始点として機能する一意の数値。)
- ネガティブプロンプト記入あり
- FPS30
- 生成目安時間2分
- スタイル選択あり(自動、アニメ、3Dアニメーション、漫画、粘土、サイバーパンク)
- 普通モード(高速生成)、パフォーマンスモード(動作範囲は向上するが時間長い)あり
Runway Gen-3
- 1枚に必要なクレジット:40
- 動画の長さ:5秒、10秒
- 対応アスペクト比選択:16:9、9:16
- FPS30
- 生成目安時間4分
Pollo 1.5
- 1枚に必要なクレジット:10
- 動画の長さ:5秒、10秒
- 対応アスペクト比選択:なし
- 終了フレーム選択可能
- FPS30
- 生成目安時間5分
動画生成後のツール内での作品の格納場所
私の作品>動画

ダウンロード場所

指示の履歴を確認したり、後で再ダウンロードもできるのもとっても便利です!さらにリンクで共有や作成した画像から動画生成もできます。
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まとめ
終了フレームありのものは他にもありましたが、今回は3件だけ試しました。今回試した中では「PixVerse V3.5」が一番上手くできました。
生成内容によって相性があると思いますが、今回の結果を参考に、目的や好みに最も適したモデルを選択し、今後の動画生成に活用してください。
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