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印刷用入稿データで黒色設定③トラブル防止のため避けたい「4色ベタ」

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印刷において黒色を表現する3つの主要な方法

印刷において黒色を表現する3つの主要な方法にスミベタ、リッチブラック、4色ベタがあります。

今回は、4色ベタについて説明します。

4色ベタとは

4色ベタとは、シアン (C)、マゼンタ (M)、イエロー (Y)、ブラック (K) の4色のインキをすべて100%使用して表現される黒色です。リッチブラックよりもさらに深い黒色を表現することができますが、以下の点に注意する必要があります。

この印刷は、大量すぎるインクが紙に転写されるため、乾きが悪く、印刷後に乾いてないインキが上の紙に付着してしまう危険性があります。他にも、黒が濃すぎて用紙の裏面に映ってしまうことや、紙がくっついてしまうことなどのトラブルが発生しやすい状態になります。

また、4色ベタのデータが印刷会社に持ち込まれた場合、トラブル防止のため、印刷時に自動で濃度調整が行われる場合があります。その時は、他の色も濃度が変わってしまう場合がるので、注意が必要です。

4色ベタは、基本的に、印刷会社ではあまり推奨されていません。断られるケースもあるので、どうしても…な時は、印刷所に相談してから作成しましょう。

※CMYKのインキの総量が300%以下になるようにすることをおすすめします。

  • インクコストが最も高くなる。
  • 印刷機によっては再現できないことがある。
  • スミベタやリッチブラックよりも版ズレの影響を受けやすい。

注意点

  • 印刷会社に相談し、再現可能かどうか確認する。
  • テストプリントを行い、仕上がりを確認する。
  • インクコストを考慮する。

4色ブラックの設定

C:100% M:100% Y:100% K:100%

代替方法

  • リッチブラック:コストを抑えたい場合
  • スミベタ:細かい表現が必要な場合

Illustratorの設定方法

Illustrator(イラストレーター)で正しく設定されていないと、指示通りに書き出せなくなります。希望通りの色で書き出しができる状態か確認しましょう。

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